むち打ち(鞭打ち)と後遺障害

2014-09-15

むち打ちの場合に、後遺障害は認定されないのですか。

これは非常に良くあるご質問です。

結論から申し上げますと、むち打ちの場合でも、後遺障害は認定されます(多くは14級9号)

まず、むち打ちの場合の診断名ですが、外傷性頚部症候群、頚椎捻挫等とされます。

外傷性と付くのか付かないかで違いがありますか、というご質問もありますが、結論的には大差ない、で良いでしょう。

重要な点は以下の点です。

(1)事故態様

(2)通院期間(頻度)

この2つがとても重要です。

(1)事故態様については、修理費用の額、損傷箇所・損傷の程度がとても重要です。

修理費用の額が10万円以下ですと、損傷の程度もかなり軽微なことが多く、後遺障害診が認定される可能性は低くなります。

他方、損傷箇所については、後方からの追突事故であれば、無防備な状態で衝突されたことが推認できますので、後遺障害が残りと判断されやすいでしょう。

(2)通院期間については、整形外科へ週に2度、役半年程度の通院期間があると、後遺障害として認定され易いように思います。

ここで、接骨院への通院がどのように判断されるのかについてですが、当職の経験した事案では、整形外科への通院も並行しているケースでは、後遺障害が認定されております。

他方、整形外科へは月に1度の診断だけ、という事案ではどうかという点に関しても申し上げますと、接骨院への通院が医師の明確な指示の下(又は医師の管理の下)であるか否か、という点がポイントになるのではないかと考えますが、この点は次回以降またご報告いたします(巷では、単に接骨院へ複数回通院している場合には、後遺障害の認定が下りていないケースが多いと聞きます)

当職が経験した事案で申し上げますと、追突事故で、概ね30万円以上の修理費用が認定されているケースで、整形外科への半年以上の通院実績があり、症状固定日においても、疼痛等の一貫した自覚症状が残存している場合には、後遺障害等級14級9号が認定されているように感じております(勿論、例外もあります)。

 

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